アイコン サムスン電子 スマホ2位へ陥落 しかし・・・


市場調査会社「カウンターポイント」によると、スマートフォンの世界シェア1位を続けてきた韓国のサムスン電子が、今年第2四半期(4~6月)の販売台数で、中国の通信機器最大手のファーウェイ(華為技術)に0.2ポイント差で、1位の座を奪われるという歴史的な事件が発生した。
第2四半期でのファーウェイの世界シェアは20.2%、サムスン電子は20.0%で2位に後退した。
3位はアメリカのアップルで11%、
4位は中国のシャオミ(小米)で10%、
5位は中国のオッポ(OPPO)で9%だった。

世界のスマホ出荷台数は、世界的な新コロナ感染拡大を受け、前年の第2四半期より▲26%も少ない2億7600万台で、前年比としては、これまでで最も大きい減少幅となった。
ファーウェイの全体の出荷台数は、前年同期比で3%減ったものの、中国国内では新コロナをほぼ収束させ、愛国主義の購入増もあり11%も増加した。
一方、サムスン電子は、ヨーロッパ、南米、中東・アフリカでは1位だったが、最大市場である中国やインドでの販売が振るわなかった。
以上、

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米トランプ政権がサムスン電子から何兆円も銭をもらったかのようなファーウェイ潰し。
5G規格の中継機器では米通信大手のベライゾンから5年間で計66億ドルの受注を獲得、ファーウェイから切り替える米同盟国に対して、これまでにも積極的な影響を展開し、全体ではこれまで5%前後の世界シェアだったものが、5G規格に限れば、すでに30%のシェアを有するまで成長させている。

スマホも欧州でファーウェイに抜かれたものの、トランプの一次制裁で奪還に成功、今回の二次制裁では、ファーウェイに対しメモリ半導体を6000億円あまり納入している分が影響しようが、ファーウェイは5G機器やスマホの製造ができなくなる可能性が高く、棚から牡丹餅状態でサムスン電子に漁夫の利が転がり込んでくることになる。

まだ、中国は、中国製造2025での電子製品の製品化は立ち上がり段階、ファーウェイへの半導体納品減少分は、今後小米、OPPO、vivoの中国スマホ勢への納品を強化することである程度代賛できると見ている。

いずれにしろ、ファーウェイはスマホを自社OSに変えるかしかなく、米企業製の通信核心のチップは手に入らず、また米製半導体製造機器が入ったり、ソフトが入った生産機器・装置で製造された半導体チップも入手できなくなり、生存すら危ぶまれている。

サムスンを抑え第1位になっているインドスマホ市場では、習政権の領土拡張主義によりインドと小競り合いを生じさせ(インド兵20人死亡/中国軍はコブ付の金剛棒を用意しており、一方的に殺された)、これにより中国の機器やアプリのスマホ勢は、インド政府からパージさせられており、ファーウェイも小米も急落し、再びサムスンの天下になることが予想されている。すでにあらゆる中国企業製アプリの使用が禁止され、中国勢は大打撃を受けている。



 

[ 2020年9月11日 ]

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