アイコン 原潜開発暗礁に 徐旭(新)国防部長官、北との緊張状態継続中


韓国の徐旭(新)国防部長官は7日、国会国防委員会による国政監査で、北朝鮮軍が海上で韓国人男性を射殺した事件について、「北は共同調査の要求には応じず、われわれの海域での正当な(遺体の)捜索作戦を威嚇するなど、軍事的な緊張は続いている」と述べた。

北朝鮮の朝鮮中央通信は先月27日、韓国側が男性の遺体の捜索を黄海上で実施していることについて、北朝鮮の領海を侵犯する行為を即刻中止しなければならないと主張した。
徐氏は「朝鮮半島を取り巻く安保状況はいつにも増して複雑であり、予測できない」として、「軍は全方位的な安保脅威に備え、軍事対応態勢を維持しており、いかなる場合も国の安保に空白が生じないよう万全を期している」と強調した。

(北朝鮮は現在のNLLを認めておらず、北朝鮮領海は38度線の北側、イムジンガン河口の境界を黄海へ延長させた北側区域だと主張している)。
2010年には北側主張NLL内=韓国領海にいた韓国のコルベット級軍艦「天安」を魚雷で沈没させた事件も発生している。徐旭(新)国防部長官は前任の青瓦台のコメントを読み上げるしか脳がなかった鄭景斗(前)長官よりましなようだ。

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ただ、文は軍の中でも飛び越えて就任させており、文の子飼いになることだけは間違いなさそうだ。軍も国防部のコメントはすべて青瓦台が書くか、承認を得て発表されている。
その青瓦台の高官たちは、元学生運動からの市民運動活動家、議員、労組、民弁、連帯参与、左派学者など左派一色だ。

鄭景斗も自らの意見で会見したこともあったが、北朝鮮から怒られ、その後、青瓦台からも怒られたと見られ、トーンダウンし、適時に記者会見すらしなくなった。

2019年11月7日、北朝鮮亡命希望者強制送還事件、青瓦台が主導して軍(責任者:中将=中尉)に板門店から強制送還させた。
その事実をリークにより報道されるまで国防部長官も総合参謀議長(軍最高位)も知らなかった。軍の指示命令体系もグチャグチャ。軍の上に国防部長官でも大統領でもなく、青瓦台がいる。

韓国の原子力潜水艦開発にもう暗礁
韓国紙は7日、ワシントンの外交筋の話として、青瓦台の金鉉宗国家安保室第2次長が9月中旬に訪米し、原子力潜水艦の開発の必要性などを説明した上で潜水艦運用に必要な核燃料を購入したいとの意向を米国に伝えたと報じた。
これに対し、米側は自国の核不拡散の原則を挙げ、韓国政府の要請を受け入れなかったという。

韓国文在寅大統領は昨年8月、「日本に2度と負けない」とし、国防費を急増させ、太平洋に面してもいないにもかかわらず空母を建造、また原潜を建造すると総額600兆ウォンの国防5ヶ年計画を発表している。原子力空母を造る可能性もある。

昨年5月、原発開発の斗山重工業が米国の小型原発(SMR)開発ベンチャー「ニュースケール」社に出資し、製造を斗山が担当すると報道されていた。
米国企業が開発したものは米国品であり、斗山が100%子会社にしたところで同じ、設計図面は戦略物資に当然該当し、国外持ち出しは米当局の承認が必要となる。

一方、韓国の国防科学研究所などは、原潜に搭載する小型原発を国産化するとしていた。
どう見ても、斗山に米国の提携先技術を持ってこいというものだろう。
あとは国防科学研究所が着色し国産品にしてしまえばよいだけのこと。そんなもんだろう。
今年9月に、斗山は早速、小型原発の設計承認を米当局から受領しており、米国電力会社から受注している小型原発の建設に着手するという。はゃっ。

3月新コロナで暴落したウォン、スワップ協定を締結して救済したアメリカ、韓国文政権は喉元もとっくに過ぎたとして、北朝鮮を巡り、米国に対して高飛車に出てきている。
文の任期も残り1年半。
北朝鮮関係でも金大中のように歴史の名を残したいだろうが、現実は国内経済をグチャグチャにしただけ、残りの任期に名を残すため、どうしても、もう一度金正恩とソウルで抱擁したいだろうが、焦りも出てきている。
現在の文にとって、アメリカとの関係を切り、中国とくっつくのは簡単だろうが、一方で、アメリカは韓国を気にせず、北朝鮮がアメリカに向けた核弾頭ミサイルを事前に破壊する大義が形成でき、北朝鮮を攻撃しやすくなる。
当然トランプが大量に売りつけた米製最新兵器も、いつ中国やロシアへ技術流出かも知れず、遠隔操作で心臓部のソフトは破壊されることだろう。

非常に危なっかしくなった韓国と韓国民

 

[ 2020年10月 8日 ]

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