アイコン 韓国のK2黒豹戦車 ドイツの許可なく輸出NO


韓国の防衛事業庁はK2戦車のパワーパック(エンジンと変速機を結合した動力装置、トランスミッション)に用いられる変速機の国産化を推進しているが、国産化そのものはできても主なパーツはドイツから輸入しなければならず、これにより輸出もまたドイツの許諾を受けなければならないという問題が浮上している。
防衛事業庁はこれまで「K2戦車のパワーパックが国産化されたら輸出が本格化するだろう」と主張してきた。

現在国産化を推進しているK2戦車用パワーパックの変速機の国産化率は67%にすぎないことが判明した。さらに大きな問題は、変速装置や操向装置、ブレーキ、制御装置など中心的なパーツはドイツから輸入して組み立てていること。
 K2戦車の輸出を試みてもこれが原因で、中心的なパーツを提供しているドイツ側の承認を得なければならない状況が生じることになると指摘されている。
防衛事業庁は、韓国製パワーパックが耐久度の検査を通過すれば、K2戦車が輸入パワーパックを搭載しているせいで直面している輸出承認問題は解決するだろう」とし、「中東や欧州など世界各国へ、韓国製の心臓を載せたK2戦車の輸出が本格化するだろう」と語っていた。
以上、

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元々K2戦車の開発はドイツMTU社製のエンジンとドイツRenk社製のトランスミッションを組み合わせたユーロパワーパックを採用し開発、名機とされた。
ところが、開発された戦車のパワーパックをドイツ政府の許可なく、韓国のK2戦車を製造している斗山が解体して真似てパワーパックを造り上げ搭載。ところが、技術がないことから、湿地の坂もろくに上れず落第生。それを知ったドイツはパワーパックの輸出を全面ストップした。

ドイツ好きな韓国政府は、ドイツから空対地ミサイルなど大量に購入するなどしながら懐柔、2018年にやっとドイツ政府はK2用のパワーパックの輸出を再認可した。

韓国はトルコにK2戦車を現地生産方式で輸出したが能力不足でラチがあかず、トルコ政府は直接、ドイツからパワーパックを導入して完成させている。

韓国はパワーパックを国産化できず、ドイツからも断られ、三菱重工から技術供与を受けようとしたが日本政府が許可せず、ドイツが再許可するまで、K2はデクノボウ戦車のままだった。現在のK2は坂も上りパワーだけは優秀。
ドイツは一時、世界第2位の武器輸出国になるなど武器輸出大国、そうしたこともあり、再輸出を許可したものと見られる。

現在のパワーパックは、ドイツから部品や部材を輸入し、製造技術も供与を受け組み立て、韓国で生産している。

韓国の国産兵器は輸出を念頭に開発され、利益を上げられるようにしている。ユーロコプター技術導入の韓国製攻撃ヘリ「スリオン」、フィリピンに輸出しようとしたが、キャンセルさせられている。
T-50戦闘機は、練習機の派生品であるが、純国産としていたが、実際はロッキード社の技術供与で韓国で製造している戦闘機、そのため輸出には米国の許可がいる。
韓国はT50のアクロバットチームを中国の式典で飛ばそうとしたが、オバマが断り、中国でのアクロバット飛行はできなかった。輸出どころかパフォーマンスも許可なくできない。

最近の戦略物資は、パッケージ化し、解体などすれば、即壊れるように製造し、真似できないようにしている。通信機能を持っているものでは、兵器に通信機能があればつなげ、勝手にパワーパックをあければ、自壊するとともに、メーカー側にその旨自動送信され、かってに解体して真似できないようにしている。
ロシアが長い間、最新戦闘機を中国へ輸出しなかったのは、中国が輸入した戦闘機をロシアの許可なく分解して、国産機として開発していた。
真似するにも中国の人口は韓国の人口の28倍多く、その分真似するレベルが高い。

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[ 2020年10月21日 ]

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