アイコン 中・韓の造船台2030年まで満杯、カタールLNG船100隻が主導


カタール政府はLNG船を100隻の大量発注、韓国だけではなく、中国もこれまでに36隻受注し、中韓の造船会社に対し第2陣の発注も開始されている。

カタールは100隻の船台予約(スロットリザベーション)、2022年に第一陣、40隻余りが発注された際は1隻あたり2.3億ドル、韓国では2026年まで船台が確保された。現在は第2陣が発注されており、2029年まで船台は確保されている(11月の受注では価格が1隻当たり2.59億ドルに上昇)。

ウクライナ戦争に伴う露制裁、ロシア産パイプライン供給の天然ガスの購入停止、変わって欧州は、米国やカタールでLNG化(液化)された天然ガスを海上輸送で輸入している。

 

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米国とカタールにとって、新たな巨大市場を獲得することになり、カタール政府系と船舶運航会社が大量にLNG運搬船を発注しているもの。米国はシェールガスが生産されているものの、2010年代からであり、インフラは国内に限られ、輸出が解禁されたのも2015年からで、天然ガスをLNG化する施設の建設が急ピッチで進められている。

(日本の千代田化工建設が2019年、米国で巨額損失を出し撤退したのも新規LNGプラント施設にあった。辺鄙なメキシコ湾岸に建設地があり、労働者不足、材料がタイムリー入らず、工事が進まず大幅遅滞、損害賠償金も含め巨額損失、米ハゲタカのカモになった。提携相手の米社が杜撰社だったことにもある)
そうしたことから、米国発着のすべての海運は、欧州やアジアの海運会社に依存している。

中国の造船会社「滬東中華造船集団」が造船した大型液化天然ガス(LNG)コンテナ船が(2024年)12月6日に上海の長興島の造船所で、カタールの国営石油会社「カタール・エナジー」に引き渡された。
積載容量17.4万立方メートルのLNG船「HLAITAN」は、同型の船としては3隻目で、また今年引き渡したLNG船としては7隻目となり、同集団の年間引き渡し記録を更新した。全長299m、幅46.4m、深さ(船底から甲板までの直線距離)26.25mの同船は、米国船級協会(ABS)と中国船級協会(CCS)の両方から認証を受けている。船尾の船底に左右一対のスケグ(翼状のフィン)を備えた最新世代の「ツイン・スケグ型」を採用し、複数の低炭素技術とデジタル技術・システムを搭載している。

滬東集団は、今年カタール・エナジーからLNG運搬船36隻を受注し、その中には積載容量27.1万立方メートルの超大型LNG船24隻、積載容量17.4万立方メートルの大型LNG船12隻が含まれている。

 同集団は契約総額と総積載容量の両面で世界トップの造船会社となった。
また今年9月12日にカタール向けに最初の船舶を納入して以来、3ヶ月足らずで3隻の船舶を納入するという快挙も成し遂げた。
「HLAITAN」は12月11日就航予定。また、もう1隻の大型LNG船も年内に就航する予定だという。

かつて日本は世界一の造船国であった。
今でも日本の造船時の作業単語が韓国の造船業で用いられているほどだ。
主体性0の日本は、米国のような脳味噌もなく、さらに2000年代の小泉時代からは未来を担う研究開発費も削り続け、少子化の中、銭もなく研究開発に従事する学生や研究者も限りなく少なくなっている。
税金で最先端の半導体企業を作って、ハード生産工場を造ってもソフトがなく、政府と官僚のお遊び、まさしく・慰行為でしかない。平行して数兆円規模でAI半導体関連のソフト開発とハード設計者を大幅に増加させる必要があるが、そうした銭は出さない、仏像作って魂入れない、愚かな日本政府ということになる。

2030年までの納品ではLNG船のほか、巨大コンテナ船市場でも数十隻の交渉が始まっており、中国が営業を優位に進めているという。韓国の大手3造船会社はLNG船を造船しても仏社に船舶受注額の5%をパテント料として支払っており、利益が出ても限られる。
パテント料については、裁判しても裁判自体が欧州国優位に展開し、国際商業(仲裁)裁判所は役に立たない。
鋼材=厚板価格は、中国が韓国より安く、韓国勢は2030年代に入れば試練の時を迎える可能性が高い。

 

[ 2024年12月18日 ]

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