アイコン 米軍撤退 朝鮮国連軍解体が現実に進行しているのか

 

 

アメリカ議会の与野党の議員が、共同で韓国に駐留するアメリカ軍の撤退を禁じる法案を提出しました。来月の米朝首脳会談で北朝鮮から非核化に向けた具体的な措置を引き出すために、トランプ大統領が在韓米軍の撤退を交渉の材料にしないようけん制するねらいがあります。

トランプ大統領は就任以来、在韓米軍は維持費がかかりすぎるとして撤退する可能性があると発言してきている。
また、米朝会談で、トランプ氏が、核廃棄を条件に撤退する意向を表明する可能性も示唆されている。

こうした中、アメリカ議会下院の与野党議員8人が、30日、在韓米軍の撤退を禁じる法案を提出した。
法案では「韓国や日本との同盟は、インド太平洋地域の安定の礎で、在韓米軍の撤退は地域の軍事バランスを損ねる可能性がある」としている。

民主党のマリノウスキー下院議員は、記者団に対し「60年以上も戦争を防いできた在韓米軍を放棄することは無謀だ。アメリカ軍が韓国を去らないことを首脳会談の前に確認することが重要だ」と述べている。

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一方、韓国の外交部や軍の高官たちが、最近、日本の米軍横田基地に併設されている国連軍の後方司令部(朝鮮国連軍の本部)を頻繁に訪れているという。

北朝鮮は昨年10月の国連総会で、「国連軍司令部の解体」を要求している。
今回の韓国高官らの訪日が、国連軍司令部の解体と関連があるとの憶測が流れている。
韓国政府関係者は「(今回の訪問は)単なる視察」と説明しているのだが・・・。
何かが、文政権かトランプ政権により動いているようだ。
韓国の鄭景斗国防長官とハリス駐韓米大使の非公式会談も内容は一切明らかにされていない。

朝鮮戦争における国連軍は16ヶ国(韓国除く)まだ解体されたわけではない。主力は米軍だが欧州各国や東南アジア、中南米、カナダ、オーストラリアなどから参戦していた。
最近、イギリスやフランスの軍艦が日本の自衛艦と東シナ海や日本海で行う合同演習をけん制する目的もあろうか。

昨年2月、韓国駐留経費がもったいないと主張したトランプ氏に対して、その必要性を述べた海兵隊出身のケリー主席補佐官は、その後、トランプ氏が無視するようになり、昨年末退任した。また、シリア・アフガンからの早期撤退を主張するトランプ氏に対して、シリアやアフガン駐留、同盟国との地域安保を重要視するマティス国防長官も昨年末予定を早めて首にした。
トランプ氏は韓国駐留軍28500人を撤退することで北朝鮮の核廃棄ができるならば、喜んでそうしよう。
北朝鮮から核廃棄の筋道を書面で得、韓国駐留部隊も米国に帰すことができ、20年大統領選に打って付けの材料となり当選確実か。米軍撤退は大統領選挙を控え、商品価値が一番高いときに発言するものと見られる。
 

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[ 2019年1月31日 ]

 

 

 

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