アイコン 福岡市長音頭の市街区ロープウエー、予算削除の修正案 県知事選の影響か

 

 

福岡市議会(定員60人)の最大会派・自民党市議団(18人)は、市執行部が提案した2019年度一般会計当初予算案に盛り込まれている「JR博多駅と博多港エリアを結ぶロープウエーの実現性検討費」5千万円を削除する修正案を議員提案する方針を固めた。

同市議団は「ロープウエーありきは市民の理解を得られない」と主張し、一部の会派も同調する見通しで、修正案は可決される公算が大きい。

高島市長が昨年11月の市長選で公約の目玉に掲げたロープウエー構想だが、実現は不透明になった。

同市で新年度当初予算案の修正案が提案されるのは、少なくとも平成以降では初めてという。
ロープウエー構想は、同エリアの交通混雑解消を目指し、高島市長が17年末に自身の政治資金パーティーで提起し、「私の夢」と語り、昨年の市長選では公約に盛り込んだ。

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今年1月には、福岡市が大義を作るため組成した御用有識者研究会が、モノレールなど八つの交通手段から「ロープウエーが望ましい」との意見をまとめていた。
福岡市はこれを受け、新年度当初予算案に検討費を計上。「実現可能性をさまざまな角度から検討し、市民に判断材料を提供したい」(高島市長)として、概算整備費や採算性、事業手法などを調査する考えだった。

これに対し、市議団は「ロープウエーに絞った検討は拙速」と主張。修正案では、検討費5千万円を予備費に移し替えることを検討している。
立憲民主や国民民主などで構成する福岡市民クラブ(8人)や共産党市議団(7人)などが同調するとみられ、賛成が過半数(31人)に達する見通しで、可決の動き。

修正案が可決された場合、高島市長は地方自治法に基づく首長の「拒否権」である再議(審議のやり直し)を議会に求めることができる。
その場合、議会側が修正案を再び可決するには、出席議員の3分の2以上の賛成が必要となる。
以上、報道参照

今後、高島市長と自民党の18人とはシコリが生じることになる。
自民党市議団には、過去自民党の有名人の山崎拓氏や太田誠一氏の親派の市議も多く、県知事選での市長の動きをけん制したものと見られる。
高島市長も福岡を面白くするために、ロープウエーを建設するといえば、賛同者も出ようが、交通の混雑解消など付け刃的な屁理屈を付け、それを税金を使った市長迎合の愚かな有識者に検討までさせ、その有識者に交通の混雑解消の解消に役立つという結論ありきの結論を出させ、開発ありきで進めているところに無理がある。

若いのに安倍首相や麻生大臣(元首相)の腰巾着になり、特区を勝ち取った実績は評価され、建設ばかり執行してこれまで自民市議団を喜ばせてきたものの、福岡県知事選では、麻生大臣がゴリ押しした新人を応援する限り、こうした問題は生じる。
麻生氏は・場が近い78歳、安倍首相の任期は2022年まで、その先誰に擦り寄るのだろうか。

 

福岡市議会構成
自民党福岡市議団
18
自民党新福岡
3
公明党
11
福岡市民クラブ
8
共産党
7
みらい・無所属の会
5
福岡維新
3
緑市民ネット
2
無所属
3
合計
60
 

 
[ 2019年3月 1日 ]

 

 

 

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