アイコン ルノーサムスン 今月29日から4日間工場停止 生産車なし ほかの自動車労組の動き

 

 

ルノーサムスン自動車は11日、昨年10月から4月10日までに53回も時限ストを繰り返す労組に対して「29日からプレミアム休暇を適用する」と通知した。
プレミアム休暇は、ルノーサムスン自動車が福利厚生次元で勤労者に提供している休暇制度。法定年次休暇(15~25日)とは別個に、年次によって7~12日ほど支給しているが、このうち最大6日は休暇期間を会社が指定することができる。
 (会社側は時限ストであるため、ストにかかわる休業補償金の支給も受けられないとされる)
ルノーサムスンがプレミアム休暇を指定したのは釜山工場で生産する物量が減少したことによるもの。

日産は、ルノーサムスンに2014年9月から委託生産させている「ローグ (ROGUE)」の契約を今年9月で終了させる。今年の生産台数もこれまでの10万台から6万台に引き下げると発表している。SUVローグは米国日産の最大の販売台数車、ルノーサムスンでの生産車は米国へ輸出されているが、昨年10月から続く時限ストにより、生産と輸出に支障をきたしており、委託そのものができない状態に陥っている。
これは昨年9月、韓国の民主労総が同社の組合を掌握し、10月から賃上げの時限ストに入り、今までに53回(4月10日)も賃金のほか各種要求を会社側に突き付け続け、スト時間を拡大させストを打ち続けていることに起因している。
(多血民族、好戦的民族ゆえの労働組合という戦闘集団の、敵を企業と看做した戦闘行為をなしているもの)

日産自動車は年初に釜山工場に生産を委託していた準中型スポーツ用多目的車(SUV)「ローグ (ROGUE)」の生産量のうち一部(2万4000台)を九州工場(日本)に移管した。昨年の賃金・団体交渉をめぐって労使葛藤が続く状況も影響を及ぼした。
以上、

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文在寅左派政権誕生を祝福してゼネストを行った過激な民主労総。

<韓国GMは・・・>
その韓国GM支部(韓国GM労組)もストを摸索中。
GMは韓国から撤退しやすくするため、韓国GMを「自動車生産会社」と「技術・開発会社」に会社分割した。その新設法人「GMテックコリア」(←GM直轄)の団体交渉をめぐり労使対立が激化している。
これまで8回にわたり進めた労使交渉で韓国GM労使は、GMテックコリアが提示した団体協約改定案を撤回するよう要求している。

<現代・起亜は・・・>
現代・起亜自動車も状況は大きく変わらない。
民主労総起亜自動車支部(起亜自動車労組)は定期代議員大会で、米国工場で製造する「テルユライド」「SP2」など一部車種の生産中断し、韓国国内で生産せよと要求している。

現代・起亜は世界販売台数が伸びない中、世界中に工場を造りまくり、韓国から輸出する車両が減少し続けている。中国で2つの工場(第4・5工場)を新設し計60万年キャパ、中国では販売不振で造る車はなく、第一工場を閉鎖すると発表している。
メキシコでも起亜が30~40万台の工場を造り、インドでも20万台キャパの工場を今年下半期に完成させる。
ベトナムでは現代が地元企業と合弁で現行5万台のノックダウン方式の生産を倍増以上にする工場を新設するといい、
インドネシアにも20万台規模の工場を作る計画を有している。

これでは、韓国・蔚山工場で生産する車両が減少するのは当然のことだろう。それに工場は老朽化もしている。

現代自動車蔚山工場(年生産160万台キャパの世界一の工場)では連日集会を開催。民主労総現代自動車支部(現代自動車労組)は、光州型雇用を阻止するため「3年総力闘争」を宣言している。
現代自動車労組は会社側に「労働者1万人を新規雇用せよ」と要求している。2025年までに1万7500人が定年退職するためだ。
現代自動車・起亜自動車は早ければ来月から2019年の賃金(団体)交渉を始めるという。

光州型雇用の光州自動車委託生産工場とは、
左派の本拠地光州市が雇用対策のため文政権の支援の下、計画している実質市立の自動車生産受託工場、現代車が生産委託することで基本契約を締結している。

2021年にも工場が完成。当工場は現代蔚山工場の従業員平均年収が9200万ウォン(約920万円)に対して、当初の年収は3500万ウォン、団体交渉権を5年間剥奪、従業員に対して光州市が税軽減、住宅提供もしくは住居手当補助などを行うというもの。
(文政権は光州型が成功したら、自治体主導で全国に受託生産工場を配置するという。ただし文政権は2022年5月まで)

光州自動車受託生産工場をめぐり、20年・21年には全自動車労働組合と左派の文政権が、左派の総本山「光州市」で正面衝突・激突することになる。・・・感情が激し過ぎる民族ゆえに、警官・軍隊による学生・住民虐殺の光州事件の再来も予想される。
・・・記者としてはこちらに興味がある。
以上、

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[ 2019年4月12日 ]

 

 

 

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