アイコン 北朝鮮 韓国とのホットラインなど完全遮断


北朝鮮の朝鮮中央通信は9日、同日正午から南北間の通信連絡線を完全に遮断すると報じた。
すでに、直近、いくつか設定された電話網がすべて韓国側から連絡取れなくなっていた。

朝鮮労働党中央委員会本部と韓国大統領府を結ぶホットライン(直通電話)も含まれる。
韓国の脱北者団体が北朝鮮を批判するビラを散布した問題を巡る報復措置だとしている。
報道は「南朝鮮(韓国)当局はくず(脱北者団体)たちの反共和国行為を黙認し、北南関係を破局的な終着点に追い込んだ」と主張した。

朝鮮労働党の金英哲副委員長と金与正第1副部長が8日の会議で「対南事業を対敵活動に転換する」と強調し、段階別の対敵活動計画を審議したという。
遮断されるのは、両首脳のホットラインのほか、開城にある南北共同連絡事務所を通じて維持してきた当局間の通信連絡線と、軍当局間の通信連絡線。
金与正氏は4日、軍事境界線の緊張緩和策を盛り込んだ南北軍事合意の破棄や、開城工業団地の完全撤去にも言及していた。
北朝鮮は脱北者団体の「自由北韓運動連合」が5月末、大型風船を使って北朝鮮体制を批判する50万枚のビラを飛ばしたことを問題視している。ビラには「偽善者金正恩!」などと記され、メモリーカードも添えられた。
以上、原因は文大統領にある。

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2019年2月のハノイ米朝首脳会談で決裂、文政権はその直前まで北朝鮮に対して、バラ色の北朝鮮を描かせていた。
2018年9月の南北軍事合意では、早期の開城工業団地と金剛山観光の再開を伝え。北朝鮮を喜ばせ、鉄道連結に向けた北朝鮮鉄道の実態調査にも入っていた。
しかし、現実は、北朝鮮の核問題では国連制裁があり、自らが動けば米国も国連も自らに迎合するとでも考え、なし崩し的に口約束したようだが、何もできず、北朝鮮はこうした口ばかりの韓国政権に激怒し続けていた。
それが、昨年5月から開始された短距離ミサイルの発射であろう。

その結果、北朝鮮5月3日に行った、DMZの韓国側監視所に向けた機関砲での4発命中の攻撃であるが、それを文政権は誤射だと公表し、その場を逃げた。

その後、韓国側からの風船チラシ配布に北朝鮮が激怒、これに対しても文政権は北朝鮮様用に法律を作り禁止する旨、公表し、北朝鮮側に連絡したものの北朝鮮側は電話を取らなかった。
北朝鮮に対しては異常に言うことも言わず、事なかれ主義に徹し墓穴を掘っている文政権である。そのかわり、反日では威勢がよいままだが。

10億円の内装代を要した開城工業団地内の南北事務所に、韓国側の担当者は帰国するのだろうか、北朝鮮側から強制して帰国させられるのだろうか。
北朝鮮が欲しいのは韓国側からの愛情ではなく外貨、韓国側が100億円でも裏で提供すれば、連絡網くらい復帰させることだろう。
筋金入りの従北派とされる金錬鐵韓国統一部長官は、先般、北朝鮮への渡航や交流を大幅に緩和すると発表していた(北朝鮮側が招待しない限り外国人は北朝鮮に入れない)。北朝鮮側と連絡し、韓国からの北朝鮮訪問者に大枚を持たせると報告したら、すぐ回復させることだろう。

韓国の多くの従北政治家には、北朝鮮が核を持ったまま、韓国と1国二制度で統一を図ることを目論んでいる人たちも多い。金正恩王朝がトップに立ち続ける制度ならば北朝鮮も乗ってこようが、あほ臭いほどありえない話だ。こうした政治家の脳みそは反日からきているのだろう。
北朝鮮は、ハノイ会談決裂後、韓国に対してお節介焼きだ、邪魔だと言い続け、韓国に対して誹謗中傷し続けてきていた。
文氏は国連制裁下の北朝鮮に対して、「先緩和後核廃棄誘導論」を唱え、中国やロシアから了解を取り付けている。しかし、安保理を崩せるものではない。米国をけん制し、了解を取り付けるほどの仲でもある。アホくさっ。


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[ 2020年6月 9日 ]

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