韓国 イランとの密着プレー 米制裁で一悶着 イラン預金7500億円返せ
韓国の公共放送のKBSは20日、米国の対イラン経済制裁により韓国の都市銀行が凍結したイラン産原油の輸出代金について、イラン政府が償還を求め、国際訴訟の構えも示していると伝えた。
報道によると、イラン外務省のアッバス・ムサビ報道官が現地メディアとのインタビューで、「ロウハニ大統領が法的手順を進めるよう指示した」とし、「韓国を国際司法裁判所に提訴することもありえる」と警告したという。
近く駐イラン韓国大使を呼び、それでも問題が解決されなければ、債務履行訴訟を起こす考えだという。
イランが償還を求めている代金は2行で合計70億ドル(約7500億円)に上るという。韓国は2010年からイラン産の超軽質原油などを輸入し、その代金を2行の口座に入金してきた。イランは、この資金で韓国から物資を輸入していた。
米国がイランとのドル取引を禁じたために採択した取引方法で、米国も当時はこれを承認していた。
しかし、昨年9月、トランプ米政権が、イラン制裁を強化したことで、2行の口座は凍結された。
イランは韓国が「不法な制裁に従っている」、「米韓関係は主従関係だ」と、強く非難しているという。
記事は、イランの圧力について「原油輸出の中断に新コロナの流行が重なり、経済状況が極度に悪化した影響とみられる」と指摘している。
韓国は5月から制裁に抵触しない人道的取引の形で、凍結された口座の代金を利用しイランに医薬品を送っているが、取引額は僅か数十万ドル規模(=数千万円規模)に制限されているという。
以上、
以前からイランが韓国に返せといっていたが、7500億円もあるとは知らなかった。