アイコン 韓国の9月の貿易 高い7.7%増の輸出実現 半導体11.8%増


韓国産業通商資源部が1日発表した貿易統計(速報値)によると、9月の輸出額(通関ベース)は4大輸出市場(米国、欧州連合、東南アジア、中国)で前年同月比増となり、7.7%増の480億5000ドル(約5兆700億円)だった。
輸出の増加は7ヶ月ぶりで、新コロナが発生してからは初めて。7.7%という増加幅は半導体景気の最終番の2018年10月以来1年11ヶ月ぶりの高水準。

韓国の輸出は新コロナの影響で3月から減少に転じ、4月と5月の減少率は20%を超えた。
総輸出額も1日平均の輸出額も、ともに今年最高を記録し、コロナ禍前の水準に戻った。

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産業通商資源部は「15大輸出品目のうち、10でプラスとなり1年11ヶ月ぶりに4大輸出市場で増加となった」と説明した。

品目別では、輸出額の1位は半導体で11.8%増、2位は一般機械の0.8%増、3位は自動車の23.2%増となり、1年11ヶ月ぶりにいずれもプラスとなった。

一方、9月の輸入額は前年同月比1.1%増の391億7000万ドル、差し引いた貿易収支は88億8000万ドルの黒字だった。貿易黒字は5ヶ月連続。
以上、

新コロナ事態でも米国経済が急回復してきており、連れて中国・東南アジアも回復してきているようだ。欧州は第二次の感染拡大が続いており、今後については、国によって状況を見ない限りわからないが、EUの巨額新コロナ経済対策が牽引するものと見られる。
新コロナによる経済への打撃から各国の経済優先策もあり、景気が急回復してきており、半導体ニーズは今後、高まるばかり。韓国経済は輸出依存度が高く、半導体が牽引している輸出は今後中期に渡り安泰だろう。ただ、半導体の景気が良くても国内への雇用などの経済波及効果は限られ、文政権の失策による内需の低迷が、韓国版ニューディー計画でも何でもして回復しない限り、厳しい状態は続く。

日本の9月はどうだろうか・・・。

[ 2020年10月 2日 ]

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