アイコン 米、アフガン避難民、日本の米軍基地も収容検討


米国防総省は22日、8月15日アフガニスタンをタリバンが権力を握り、圧力を強める中、緊急避難に民間機を利用する方針を明らかにした。

民間機はカブール空港へは離発着せず、米軍機で近隣の米軍基地に避難民を運び、そこから、さらに遠くの国の米軍基地へ運ぶ役割を担い、避難民移送のスピードアップをはかる。民間機は米航空会社から18機調達する。

米政府はタリバン側とは避難民の移送については交渉しているものの、アフガンにはISイスラム国もおり、カブール空港を攻撃する可能性が示唆されている。まだ米国民さえ数千人がアフガンに取り残されているという。

アフガンのISは、トランプ前政権と交渉に入ったタリバン主流派に対して、タリバンの急進派の一部が米軍に対して徹底抗戦を唱えISに合流、アフガンでIS自体が組織を拡大していることにある。
ISもタリバンもイスラム教スンニ派系の原理主義の組織であり、宗派的には合流しやすい環境にある。

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共和党のブッシュ大統領はイラクを攻撃し、民主党のオバマ大統領はアラブに風を吹かせ、中東・北アフリカをごちゃごちゃにし、欧州を中東の避難民だらけにしてきた。

今回は、アフガン撤退でまたイラク攻撃のように偽情報か、分析が甘かったのか、8月末の米軍撤退前に米政府の傀儡政権は逃亡し自壊、8月15日までにタリバンがアフガンを支配し、今日の大混乱を招いている。

トランプ米政権同様、バイデン政権の一方的な米軍撤退表明、コンセンサスを取らなかったアフガンに軍を派遣しているNATO国に不満が高まっている。

バイデン政権は日本も含め欧州各国はアフガンに多くの人材も派遣しており、その帰国さえままならない状態に陥っている。

イギリスのジョンソン首相は、G7指導者による緊急会議を24日に開催するよう求め、米政権が今月31日に設定している軍の撤退期限を、延長するよう圧力をかけている。

ジョンソン英首相はツイッターで「国際社会が一致して、安全な退避を保証し、人道危機を防ぎ、アフガンの人々が過去20年間で手にしたものを守るのを支援することが重要だ」と訴えた。
英ブレア元首相は、バイデン米政権のアフガン撤退を厳しく批判。「世界を見回すと、今回の決定を心から喜んでいるのは、西側諸国の利益に敵対的な人たちだけだ」と述べている。

米国は、すでに中東のカタールやバーレーン、ドイツに所在する米軍基地に避難民を移送している。米政府はこれまでに28000人を移送したと発表しているが、アフガン人避難民なのか、後方米軍人や米国民の避難民なども含むのか定かではない。

すでに過密状態にある回避先の解消と避難の効率化を図るため、アフガン近隣国の米軍基地に米軍が避難民を移送し、そこで民間機に乗り換えさせ、一時収容先へ移送するというもの。

一時移送先の候補地として、日本、ドイツ、韓国などにある米軍基地、国内のバージニア州、インディアナ州、カリフォルニア州にある基地を検討されているという。

日本もアフガンの経済振興にこれまでに多くの日本人を送り込み、現地採用者も多数に及んでおり、アフガンではすでにタリバンが米軍協力者の魔女狩りを開始、魔女狩りは軍協力者から進駐したNATO国や日本の経済振興の協力アフガン人たちも対象にしてくると見られ、避難させる責務を負っている。

バイデン大統領は4月、9.11前に完全撤退すると一方的に発表、撤退に当たりタリバン側と綿密な打ち合わせもなく、今回の大混乱を招いている。

バイデン政権は米軍が撤退してもアフガン政府軍が最低でも3ヶ月は持つと分析、その間に民間人も避難させる予定だったと見られる。
しかし、アフガン軍どころかアフガン政府そのものが、8月15日、米政府から捨て駒にされたガニ大統領はいち早く飛行機に積みきれないほどの財貨を持ちUAEに逃亡し、政権自壊という情けなさを露呈している。

タリバンと話しあっても、構成員は限られるもののISもアフガンでは活動しており、現在のアフガン駐留米軍部隊5000人前後に加え、米政府は空挺部隊1000人を急派している。
時間の経過とともにISの標的になる可能性もある。タリバンは自爆テロは行わないが、ISは自爆テロを多用することで知られる。

[ 2021年8月24日 ]

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