アイコン 韓国 金利0.5%引き上げ3.0%に ウォン安に歯止め 日本唯一のマイナス金利国


韓国は12日、0.5%金利を引き上げ3.0%にした。
韓国の場合、常にウォン暴落の恐怖が横たわっている。ウォン安回避のため、これまで米金利の上昇に先行して金利を上げてきたが、米金利が0.75%の引き上げを3回続けて実行したことから現在は逆転していた。

急激なウォン安を抑制するための金利上昇は、貸付金利も連動して上昇することから企業にも個人にも経済的に悪影響をもたらす。
しかし、恐怖も横たわり、韓国では金利のほかドル売り介入も強力に行っている。ただ、外貨準備高の減少をもたらす悪因にもなり、介入には限度もある。

韓国は金利とドル売りで過度なウォン安を抑制させているが、相手がハゲタカ軍団であり、スキがあればすぐウォン安を演出する。
韓国の金融当局者はウォン安を食い止めるために必要なことしか喋らず、日銀の黒田氏のようにあっちこっちで、自らの金融政策を正当化するため持論を喋り散らかさない。

日本は財務当局がやっとドル売り円買いに走り、円安を食い止めていたが、黒田氏が米国まで行って、大金融緩和の継続の正当性をのうのうと喋り、ハゲタカ投機家の餌食になり、145円の壁を崩させてしまった。黒田氏は財務当局の苦労も水泡に帰させている。

 

スポンサーリンク

暫く黙っていればよいものを。いい年こいてよく喋りたがる人だ。

韓国は米国がテーパーリング(大規模金融緩和の収拾)に入る段階から、金利を上げ、ウォン防衛に走ってきた。
ただ、外資依存度が高いだけに、ドル金利上昇にウォンを売ってドル買いに走る外国人投資家も多く(外人投資家が韓国株を売って撤退=ドル買いウォン売り現象)、いまだ落ち着かない状況が続いている。韓国人の富裕層もドル買いに動いている可能性もある。
しかし、金利とドル売りの2面作戦で対応している効果は確かに出ている。

一方、日本は、長期金利の指標である10年もの国債の利回りを0.25%に設定して、上回れば買いオペ介入し、0.25%を上限とし、金利の上昇を力で抑え込んでいる。

基準金利は今や世界で唯一マイナス金利、インフレを助長する円安抑制のため財務省がドル売りに走っているが、日銀はそれに抵抗しているようにも見える。今回の黒田発言もその抵抗の証かもしれない。

それでいて、どうしたいのか、黒田氏にはまったく見えない。すでに破綻した自我の物価上昇率2%に固執しているだけのその辺の頑固老人に見えてならない。先が見えてこない。

財務省のドル売り介入は外貨準備高を毀損し、外貨準備高という信用の毀損にもつながっている。
そんなこんなで、いつまでも大金融緩和を続けたことから、その収拾は並大抵ではない。結局、黒田氏は問題のすべてを放置して超高額の退職金を手にして逃げる

米国は自ら種を撒いたインフレ、エネルギーでさえ、米国の生産量は増加せず(シェールオイルガス軍団はトランプ支持、共和党支持)、高値による利益に酔いしれ、バイデン政権はベネズエラに増産要請する始末(過去ベネ政権の国有化などにより撤退した米シェブロンの原油生産施設のシェブロンによる再稼働をベネ政府に要請している。当然、ベネ政府にも販売代金の一部が入りウィンウィンの関係/老朽化や資材不足で原油生産できない状態)、ただ、米国にとってべネ国は敵対国でもある。一方で中国に傾倒しており、離反の計にも少しはなる。


スクロール→

 

株価

対ドル

米金利

韓金利

韓外貨

末日

KOSPI

ウォン

準備高

20204

1,786

1,223

0.25

0.50

億ドル

20217

3,254

1,145

0.25

0.50

4,639

20219

3,141

1,178

0.25

0.75

4,639

20221

2,859

1,196

0.25

1.25

4,615

2月

2,724

1,198

0.25

1.25

4,617

3月

2,698

1,221

0.50

1.50

4,578

4月

2,703

1,237

0.50

1.50

4,461

5月

2,628

1,266

1.00

1.75

4,471

6月

2,474

1,279

1.75

1.75

4,382

7月

2,362

1,307

2.50

2.25

4,386

8月

2,479

1,322

2.50

2.50

4,364

9月

2,155

1,440

2.50

2.50

4,167

107

2,232

1,425

3.25

2.50

 

1011

2,192

1,432

3.25

2.50

 

1012

2,202

1,425

3.25

3.00

 

 

 

 

 

 

 

昨年9月比

29.9%

21.0%

3.0%

2.25%

472

 

[ 2022年10月13日 ]

スポンサーリンク
 

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧