アイコン 文大統領の新年会見 BTSに触れるも日本には一切触れず NHKの質問の失敗

 

 

韓国の文在寅大統領は10日、青瓦台(大統領府)で新年の記者会見を開いた。
経済政策と関連し、「今年は国民の暮らしの中で政府の経済政策の方向が正しいということを確実に実感してもらうことが目標」だとし、「そのためには、成果を出す必要がある」と述べた。
具体的には「革新によって既存の産業を復興させ、新たな成長エンジンになる新産業を育成する」とした。

文大統領は、「昨年は、国の経済が驚くべき成長を果たしたにもかかわらず、依然として暮らし向きが厳しい国民が多い」と指摘した。
これは、「われわれがともに成し遂げた経済成長の恩恵が、少数の上位階層と大企業に集中し、全ての国民に等しく行き渡らなかったため」だと説いた。

さらに「韓国文化が未来産業につながるようにしたい」と述べ、「防弾少年団(BTS)をはじめとするK―POPP、ドラマなど韓流文化に世界の人々が熱狂している。第2の防弾少年団、第3の韓流が可能になるよう、公正に競い合い、クリエーターが(きちんとした)待遇を受けられる環境を整える」と意欲を示した。

残りは、北朝鮮について述べ、米国・中国・日本との関係には一切触れなかった。
以上、

スポンサード リンク

文氏になり、昨年は16.4%、今年はすでに10.9%の最低賃金の増加を見ている。
そのため、昨年は貧富の差が拡大し、今年もさらに中小零細企業が賃金の支払いに耐えられず、解雇に動くことにより失業者が増加するものと見られている。
 その責任を財閥企業に転嫁するのは、悪い韓国人の癖であろうか。

非生産部門の公共機関で一時的に大量採用させ、失業率を減らしているものの、問題を先送りにするばかりで悪循環にすでに陥っている。

労働組合は、文政権の保護下、組合員を急増させ、過激な韓国の労組だけに今後の経済にさらに大きく立ちはだかることになる。
すでに文公約の規制改革は、諮問機関の委員メンバーが左派学者、市民運動家、労組関係者などで占められ、文氏が昨年7月末、激怒して委員会開催を中止させたほどだが、その後も、それら組織の既得権益から前に一歩も動かずにいる。

原爆Tシャツ着用で一切本人たちが謝罪しないBTSがいくら世界で稼いでも、韓国経済が立ち直るものではなく、雇用効果もほとんどない。それも流行廃れは一過性のものでしかない。国民受けするとして引き合いに出したのだろうが・・・。

財閥改革も透明性を高めるため、せいぜい、循環出資形態を持株会社に移行させるぐらいしかできない。財閥大手企業の利潤が多いからとして、そうでない企業の従業員と不公平だという論理は危険だろう。
大手企業は、競争社会にあり、利益を下請けにどうやって還元できるというのだろうか。大手企業も投資ができなくなり、縮むしかなくなる。競争社会を否定するならば別だが。それは世界経済のなかで生きていくにはできない相談だ。

下請け企業や中小企業が価格を競い合い過ぎ、大手企業に納品していることに問題が起因しているが、韓国製品から価格パフォーマンスを取り除いたら、中国勢があらゆる場面に進出している中、世界で戦えるのだろうか。(最低賃金を2年間で30%アップしたツケは、原価コストを押し上げ自ら競争力をなくすことも意味している)

それを是正するために税法があり、大手企業に対して22%を25%に引き上げたのもその一環ではなかったのだろうか。サムスンなど一部財閥企業に偏っているとしても、世界の時流に乗った製品を造り出しているからこそ実現しているもので、利益が出なくなったら、リストラもあり、従業員の収入も減る。投資減少を気にするならば、法人であっても累進税制導入も可能だろう。
そうした税収が、社会に還元されている。財閥の脱税などはまったく別ものだ。
欧米に比べても組合がまったく機能しない日本は異次元だが、組合が常時、経営を脅かす存在になっている韓国企業の労組は異常というしかない。その組合の力をさらに助長させているのも文氏と与党の政権にある。

文氏は、大いなる社会実験を止めない限り、韓国の製造業は海外へ逃避し続け、貿易収支は悪化、経常収支も企業が利益を進出国に残し隠し、国家財政にも影響してくる。
内需が小さい韓国の内需企業は、国内の景気に敏感に反応し、さらに、内需企業もFTAの中国勢の進出により淘汰され続けることになる。
従北の文氏は、いつになるかわからない未知数の北朝鮮特需にすべてをかけているようだ。
文在寅氏の大統領の任期は2022年4月までだ。そのためにも先行制裁緩和、核廃絶誘導論を吹きまくっているのかもしれない。

<NHKが日韓関係を問い質す>
NHK支局長は10日の文大統領の新年記者会見で、
「日韓関係について質問したい」とし、
「経済部でも社会部でも緊密な日韓関係が重要だと考える。しかし、両国関係は非常に難しい状況だ」と話した。
続いて、「昨日、日本政府が韓国の裁判所が、新日鉄住金の保有株を差し押さえたことに対して協議を要請した。これに対してどのような対応を考慮しているのか」とし、「また、韓国政府が財団を設立する可能性もあるのか知りたい」と述べた。

これに対し文大統領は、
「まず、基本的な話からすれば過去に韓国と日本の間に不幸な歴史があった。35年ほど続いた歴史だ」とし、
「その歴史のために韓日基本協定を締結したが、まだ少しずつ問題が続いている」と話し、
「これは、韓国政府が作り出した問題ではない。過去の不幸だった歴史のために生じた問題」とし、
「これを政治争点化して問題を拡散するのは賢明な態度ではない」と説明した。

文大統領は「韓国最高裁の判決に対し、世界のすべての先進国と同じように政府は司法府の判決に関与することはできない。日本も同じだ」と述べた。
続いて、「日本が不満を表示するかもしれないが、韓国の司法府を尊重しなければいけない。不満があってもその部分はやむを得ないという認識を持たなければいけない」とし、「韓日両国が、これを政治的な攻防の素材として未来志向的な関係まで毀損するのは望ましくない」と答えた。

文大統領は、「新しい財団については、その事件に対して捜査が行われている状況であり、状況を見守って判断すべきだと考える」と述べた。
以上、

NHKはなぜに質問したのだろうか。
今回だけは、政府も動き始めたばかりであり、質問しない方がいろいろな意味で効果的だっただろうが・・・。
日本政府の論調を述べたり、反論すれば別だろうが、上品なNHKがするわけでもなかった。
結局、弁の立つ弁護士でもある文在寅大統領の回答に、韓国民に対して、100%満足させる答弁をNHKは提供させてしまった。
 NHK支局長殿は韓国政府のヤラセの一員かと思われるぐらいに。また、NHK支局長殿は(韓国で検討されている)財団を作って欲しいようだ。

 

スポンサード リンク
[ 2019年1月10日 ]

 

 

 

関連記事

 

 

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産