アイコン 現代自動車に続き起亜も塩城第1工場閉鎖へ 東風悦達起亜汽車

 

 

2016年、現代自動車が2工場(河北省第4・重慶市第5工場/共に年キャパ30万台/完成済)を新たに作り、起亜自動車も塩城工場の増設を計画し、両社で合計年生産キャパが280万台超になると韓国紙が当時掲載していた。

起亜自動車は3月10日までに、中国江蘇省にある東風悦達起亜汽車の塩城第1工場(同地に計3工場あり/年生産キャパ計90万台)稼働中止を含む強力な構造改革案を東風悦達側と協議に入った。

起亜の親会社の現代自動車も北京第1工場(年生産:キャパ30万台/北京現代は中国5工場・計150万台)の稼動を全面中止することを発表している。

業界関係者は「起亜自動車の塩城第1工場の稼働率は、このところ40%台にとどまっており、何らかの措置を取らざるを得ない状況にある。設備売却や一時的シャットダウンなどを含む構造改革を協議中だと聞いている」と述べた。

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現代自動車に続いて起亜自動車が、工場の稼働中止というカードを切ったのは、2017年の終末高高度防衛ミサイル(THAAD)導入に伴う報復の余波で中国国内の販売台数が急減したり、スポーツタイプ多目的車(SUV)などの人気車種発売で出遅れて中国市場への対応に失敗したりしたため(投入しても中国勢の台頭に差別化できず売れなかったのが実情)。

起亜自動車の中国での販売台数は、2012年の48万台から昨年は35万台へと減少した。これは塩城工場の生産能力の約40%だという。
塩城第1工場は、起亜自動車が2002年に中国の自動車メーカー・東風汽車グループ、悦達グループとの合弁法人である東風悦達起亜自動車を作った際、中国に初めて建てた工場で、年間生産能力は90万台。
第1工場を含め3工場を稼働させているが、第1工場の稼動が中止されれば、大規模な人員削減も伴うものと思われる。現在約6500人がこの工場で働いている。
以上、

2017年、韓国勢がTHAAD配備問題から中国で不買に遭い、大幅に販売台数を減らす中、ターニングポイントとなった年にもなった。
中国勢は、デザインは先進国の売れ筋デザインを簡単に真似しており遜色はない。それに加え、性能面を大幅に強化させてきており、韓国勢車のコスパが完全に剥離した1年ともなった。
中国では、欧米日車が1:韓国勢0.7:中国勢0.5の価格差がある。

米国では別の問題が・・・、
現代と起亜はエンジンなどを共用しており、問題が生じた場合、両社の車両に問題が生じる。昨年6月~9月までの夏場に、米国で車両火災が大量発生、米上院で公聴会まで開催された。しかし、その後も両社は米国で対象車が最大290万台ともされるリコールにはまだ触れていない。 
暑くなってくる4月まで後1ヶ月で突入、また車両火災が発生した場合、米国で大問題となる(こっそり改修していたら別だが・・・それには多過ぎる)。昨年、9月米自動車安全センターが問題を指摘、米で集団訴訟も発生している。(昨年4月、米国で現代車の車両火災で死亡事件あり)
(他社のエンジンを見よう見真似して、独自技術に転換することから問題が生じているようだ。現代車のツータ2エンジンは、エンジン内のシリンダーにオイルが付着しヤニ化し、エンジンが振動する問題を発生させ、過去、大量リコールし、改修したはずだが・・・)

中国勢は昨年約100万台輸出している。韓国勢がドル箱にしているロシアでも、今後中国勢が圧倒的な底力でロシアを攻略するものと見られる(2018年現代+起亜の計は40万台)。
日本勢も中国勢の輸出には圧倒的な価格の安さと、一帯一路戦略により相手国政府を借款の漬物にしており注意が必要。

現代・起亜の中国販売推移
万台
前年比
現代
起亜
2012
134
 
86
48
2013
157
17.7%
 
 
2014
176
12.0%
 
 
2015
167
-4.9%
 
 
2016
179
6.7%
 
 
2017
114
-36.1%
 
 
2018
118
3.1%
83
35
・輸入車含まず、中国汽車工業協会版

 

 
[ 2019年3月11日 ]

 

 

 

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