アイコン 日産 19年度は▲15%減計画 2010年の水準 ゴーン影響・インセンティブ販売縮小へ

 

 

日産自動車は、2019年度の世界生産台数を2018年度の実績見込みに比べ▲約15%少ない460万台程度とする方針を固めた。2010年度以来、9年ぶりの低水準の販売台数となる。
取引先に伝え始めた。
原因は、値引きによるブランド力低下や新車種の投入不足が響くという。元会長のカルロス・ゴーン容疑者が進めた拡大路線を修正する狙いもある。
仏ルノーとの新体制にとって業績立て直しが最優先課題となる。
以上、

日産のゴーンたたきは、欧米では睨まれ、販売台数を落としており、仕方ないことだろう。
日産に批判的だった欧米の有力各紙も、時が経つとともにゴーン不正を掲載しており、少しは欧米人の見方も変わってくることだろう。

スポンサード リンク

マクロンがフランス大統領にならなかったら、ゴーンの寿命も延びただろうが、日産はゴーン支配から逃れることもできなかった。

金融業出身のマクロンの支持率は暴落していたことも日産に災いをもたらした。
フランス政府所有のルノー株は手放すとの報道もあったが、金融業出身だけに手放さないだろう。またいつ何時仕掛けてくるかもわからない。

また、ゴーンの世界一の野望、販売台数でVWを出し抜くことにあった。日産にインセンティブ販売やホールセール(タクシーやレンタカー向けに格安販売)を強化させ、利益を損なわしめていた。
(2014年9月からの日産ローグのルノーサムスンへの委託生産も窮地に陥っていたルノーサムスンを救済するためのゴーン采配だったが、5年契約、今年9月終了する)

日産はこれまで、長い間EVを持ちながら、販売に生かしきれなかったゴーン、世の中がEVへ急展開しており、先発メーカーとして、今後、生かしきることが望まれよう。
時を圧倒した愛のスカイラインも復活させてもらいたいものだ。トヨタ社長のように自動車に対するロマンも必要だ。
日産に求められるのは、デザインだけかもしれない。
サイクルが早くなっている自動車の世界市場、新車や新型車の販売がタイムリーに投入できなければ、それだけ販売台数は落ちる。後手後手の現代自のようになってしまう。
ゴーン優先から市場優先への切り替えが必要だ。

↓ゴーンが描いた世界販売台数計画(アライアンス)
0419_04.jpg

↓日産自動車の世界販売台数(暦年)
2018年は▲4.9%減の548万6906台
0419_05.jpg

 

↓アメリカで日産車として一番売れているSUVローグ
0419_06.jpg
 

 
[ 2019年4月19日 ]

 

 

 

関連記事

 

 

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産