アイコン 国交省 新鳥栖-武雄温泉間を単線フル規格案浮上 62百億円が54百億円に

 

 

国交省は、2022年度に暫定開業する長崎新幹線(九州新幹線西九州ルート)をめぐり、整備方式が棚上げされている新鳥栖駅と武雄温泉駅間について、新たに提案した「単線によるフル規格整備案」が浮上している。
単線フル規格案は、従来の新幹線で採用されたことがなく、費用が高額なことから地元自治体が反発。今後の整備方針を話し合う与党検討委員会(PT)は、6月には方式を決定したいとしているが、JR九州は「複線によるフル規格」を求めており、決着の行方に注目が集まっている。
以上、

FGT開発に失敗した国交省、長崎県は全線フル規格を要望し、佐賀県は費用対効果のメリットなしとして、フル規格案を突っぱねている。
暫定区間の総工事予算が約6200億円、新鳥栖駅と武雄温泉駅間を複線のフル規格にした場合、さらに約6200億円の費用がかかるという。

そこで、国交省が妙案として浮上させたのが、新鳥栖-武雄温泉駅間51キロの単線フル規格案、工事費用が複線より下がったとしても13%減の5400億円にしかならないという。
確かに大きな数字を出し、次に小さな数字を出せば、飛びつくという心理効果の営業手法もあるが、6200億円と5400億円ではどんぐりの背比べだろう。

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同区間内の肥前山口駅や佐賀駅で待機用に複線化するのだろうか。
時間は各地で離合するため計10分以上多くかかるかもしれないが、それ相応に時間は短縮される。ましてや乗り換えなしに博多から長崎までいけるメリットは、単線でも複線でもフル規格であり大きい。

ただし、費用負担が大きく膨らむ佐賀県のメリットは、一過性の地場ゼネコンとダンプ屋さんが潤うだけだろうか。それに単線であれ、複線であれ、機構の糸目を付けない路線や新駅の周辺の土地買収により、土地成金がワンサカ生じ、一帯は新築ラッシュになることだろう。それも一過性だろうが・・・。
単線化よる費用減額が800億円では話にならないだろう。
小所帯の佐賀県は、これ以上、費用に耐えられないとしており、国が払うも地方が払うも同じ税金・国が全額面倒見ることだ。いつもバラ撒いている公共投資と思えば何を躊躇する必要があろうか。
全国津々浦々の未整備地区に、整備新幹線と高速道を張り巡らすことだ。金は天からのまわりもの、いくらタレ流しても誰の責任でもない。

博多-長崎駅間は143キロ
博多-新鳥栖駅間は23キロ(在来の九州新幹線利用)
新鳥栖-武雄温泉駅間は51キロ(FGT開発失敗・・・フル規格の複線・単線・ミニ新幹線案)
武雄温泉-長崎駅間は66キロ(フル規格で2022年暫定開業予)

 
[ 2019年5月20日 ]

 

 

 

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