東芝の次の鬼門難問 ハゲタカ参上 現経営陣の半数交代を要求
はっきりモノを言わぬ東芝の取締役たち、これに対してはっきり「物を言う株主」として知られる米投資ファンドのキング・ストリート・キャピタル・マネジメントは3月12日、6月に予定される東芝の定時株主総会で複数の社外取締役候補者を提案すると発表した。
ヒギンス共同創業者を含む経営者や投資家、企業再生の専門家を提案予定。現在12人いる取締役の過半数の入れ替えを目指す。
同ファンドによると、現在の持株比率は約5.4%。東芝宛ての書簡で「これまでとは異なる取締役が企業再生をけん引する必要がある」と指摘した。
以上、
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言っていることは的を得ているが、所詮、株主=自らに還元させるために、残っている部門や資産をすべてバラ売りさせることくらいしか思いつかない東芝解体のハゲタカの連中。
東芝も、再生のために、しがらみのないプロに経営を任せるしかない。
東芝のサラリーマンからゴマすり成り上がり、連綿と続く官僚主義に陥った旧経営者たちによりこんな悲惨な状況に東芝を陥らせ、現経営陣たちは、そうした東芝を実質潰した旧経営陣に身を委ね、支えてきた人物たちでもある。40歳代以下でない限り、脳みそはコチコチになっており変ろうとしても変われない。それでいて株主優先策ばかりでは資金もなくなり東芝の根幹が破壊される。
もはや安定株主など微塵子もいないようだ。
時価総額は2.1兆円。
東芝 大株主 2018年9月30日現在
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株主
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(千株)
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割合
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GOLDMAN, SACHS& CO. REG(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券㈱)
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799,689
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12.27
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GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券㈱)
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397,665
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6.10
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ECM MF(常任代理人 立花証券㈱)
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320,369
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4.92
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CHINOOK HOLDINGS LTD(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)
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211,923
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3.25
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MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券㈱)
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160,283
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2.46
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KING STREET CAPITAL MASTER FUND, LTD(常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行)
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150,969
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2.32
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第一生命保険㈱
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115,159
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1.77
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日本生命保険(相)
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110,352
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1.69
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東芝持株会
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108,102
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1.66
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STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)
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104,056
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1.60
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計
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2,478,571
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38.00
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[ 2019年3月12日 ]