アイコン 福岡知事選の顛末 麻生大臣・地元福岡で二階派に2連敗

 

 

保守分裂となった福岡県知事選。
小川現知事の対抗馬として、麻生太郎大臣が擁立し自民党が公認までした新人の厚労元官僚の武内氏が大敗を喫した。麻生大臣は「誠にふがいなく、われわれの力不足だった」、「期待に応えられずおわび申し上げる」と述べ頭を下げた。

麻生氏が、小川下ろしのきっかけとなった2016年の故鳩山邦夫衆議院議員の補欠選挙、弔い選挙となった鳩山二郎氏(大川元市長)と蔵内自民県連会長の息子(林芳正議員元秘書)との保守分裂選挙だった。

ここでも麻生氏は、蔵内会長の息子を支援し選挙対策本部長まで務め大敗、そのときに小川知事が蔵内会長の息子の支援に要請しても回らなかったことに麻生氏が激怒、小川下ろしの今回の分裂選挙となったものだった。
鳩山二郎氏を二階派が支援していた。また、(故)邦夫氏が自民党内で派閥横断的に結成していた「きさらぎ会」のメンバーも鳩山支援に駆けつけていた。

今回の選挙でも大儀なき分裂選挙とされ、二階派(福岡県は3人)は小川氏を支援した。

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蔵内県連会長は県会議員、会長の息子氏が立候補しても、久留米市が大票田の選挙、蔵内会長の選挙地盤とも異なり大敗した。
麻生氏は筑豊の麻生財閥だろうが、鳩山氏はブリヂストン系の御曹司、ブリヂストンの工場のほか、アサヒシューズや月星シューズ(現ムーンスター)の工場がある元々久留米の地下足袋御三家の地、当然、鳩山支援。久留米市には美術館含む石橋文化センターも古くからあり、筑後地方の久留米市民にとってもブリヂストン・石橋家(一族の嫁先が鳩山家=鳩山邦夫氏の母)は格別なもの。
そうした強固な鳩山氏の地盤の弔い選挙に、対抗馬で打って出る方が麻生自民党としても不自然であった。結果、大敗を喫し、鳩山二郎氏は二階派に所属した。

今回の福岡県知事選挙でも、自民党内でも麻生氏とともに動いたのは自民党県連と麻生派議員、高島福岡市長、麻生渡元県知事らだけだった。

一方、小川氏支援には、元自民党副総裁の山崎拓氏や元自民党幹事長の古賀誠氏(元々蔵内会長と近かったが・・・)、二階派の福岡3議員、公明党福岡県連、連合、立憲民主党、九電有志などが支援し、自民党が竹内氏を公認する前後に2回行われた世論調査でも2回とも大差で小川氏が有利となっていた。

山崎拓氏はまだ地元の福岡市議会議員たちには支持する者も多く、この間に高島市長が、市長再選挙で公約にした都心ロープウェー構想の予算化を市議会に諮ったものの、市議会では開発が大好きな自民党議員が反対に回り否決された。・・・当然、県知事選挙での動きにあった。(高島市長は、麻生氏にべったら漬けの関係で、安倍首相とは今年の元旦の下関赤間神宮への安倍首相の参拝に同行するほどの草履持ちの関係にある)

今回目を引いたのは、2011年4月の小川氏の初知事選挙で、後継者として擁立した麻生渡前県知事(麻生大臣とは姻戚関係ではない)の動向だろうか。
通産官僚・特許庁長官の経歴まで麻生渡氏と小川洋氏は一緒だったが、麻生大臣から圧力をかけられたのか、麻生渡元知事は竹内氏支持に回った。そして小川氏を痛烈に批判していた。

2011年当時、麻生知事と一緒に小川氏を担いだのは九電元会長と麻生元首相(当時)だった。
九電の元会長は、今回の小川氏の当選祝賀会場で雛壇に登壇していたことから、麻生大臣に靡かず一途だったようだ。
2011年の知事選では、蔵内現自民県連会長(当時は自民県連会長ではない)が、自民福岡県議会派から推奨され、県知事選に立候補しようとしたが、麻生元首相から圧力をかけられ、選挙の事前運動に突入していた蔵内氏は立候補を断念した経緯があった。

蔵内会長は、獣医師会の会長でもあり、安倍首相とは、加計学園問題では発言を控え続け、安倍首相に恩を売った関係でもある。

今回、自民党福岡県連が麻生太郎氏とともに担いだ竹内氏の大敗に、蔵内会長は自民県連会長を辞任することを表明した。

安倍首相の出身地・下関市の赤間神宮は平家・安徳天皇を祭った旧官幣大社がある。
平家物語には、「祗園精舎の鐘の声、 諸行無常の響きあり。 娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらはす。 驕れる人も久しからず、 ただ春の夜の夢のごとし。たけき者もついには滅びぬ、 ひとえに風の前の塵に同じ」とある。

明治時代までは東郷神社、乃木神社など、神となった人たちもいるが、今では神になる人はいない。財閥の子だろうが、大臣だろうが、首相だろうが亡くなったらただの過去の人。
 

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[ 2019年4月 9日 ]

 

 

 

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