アイコン 検査不正品 全原発に納品済み フジクラ・日立化成・東京計器・KYB・三菱マ・神戸製等

 

 

検査しなくても優良品? 日本の品質
電力10社や原子力規制委員会は、電線大手フジクラや日立化成・東京計器・KYB・三菱マテリアル・神戸製鋼所などの製品で発覚した一連の検査不正問題で、東京電力福島第一原発を含む国内にある全17原発に、これらのメーカーから必要な検査をしなかったケーブルや蓄電池などが納入され、重要度の高い機器でも多く使われていたことを把握していることが26日わかったと報道されている。
全原発に不正検査品が納入されていた。
 
10社は問題の製品の一部を交換し、それ以外は性能試験や点検などで影響がないことを確認でき、使用を継続するとしている。
ただ、無数の機器で制御される原発は、小さな部品や機器の不調が事故を招きかねず、機能が十分に働かなければ緊急時の対応が遅れる恐れもある。電力会社による調達や管理の難しさが浮き彫りとなった。

 17原発は、建設中の電源開発大間(青森県)と東電東通(青森県)を除く国内の全原発。
検査不正を巡っては、2017年10月に神戸製鋼所がデータ改ざんを公表後、不正発表企業のラッシュとなっており、性懲りもなくまだ続いている。

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 電力10社や規制委によると、フジクラや子会社いずれかの不正製品は全原発で納入を確認。絶縁抵抗の検査などを一部実施していなかった。
大半の原発は、原子炉の冷却系統につながる難燃性の電力ケーブルなど重要度の高い設備で使用。通信ケーブルで確認された原発もあった。

 検査の未実施や結果の不適切な記載が見つかった日立化成の蓄電池や電源装置は、停電の緊急時に使うが、10原発に納入されている。
 
ほかに東電柏崎刈羽(新潟県)や中国電力島根(松江市)は非常時の原子炉冷却系統に、一部検査をしなかった東京計器の油圧弁を使っていた。

 データ改ざんのあった油圧機器大手KYBの免震・制振装置は、中部電力浜岡(静岡県)、四国電力伊方(愛媛県)、日本原子力発電敦賀(福井県)へ納入され、神戸製鋼所や三菱マテリアルの関連会社のデータ改ざん製品は、北海道電力泊(泊村)などで使用されていた。
以上、東京新聞参照

政府は、企業の長々とチンタラな公表を止めさせ、一斉点検させるべきではなかろうか。大手がいくらでも不正を公表しており、国民も世界も慣れっ子になっており、ほかの企業は今から公表してもそれほどパッシングもないだろう。
ただ、新たに何百社もいっぺんに不正を報告したら、日本の信用は沈没するかもしれないが・・・。
竹中平蔵が日本に導入した利益だけのハゲタカ新自由主義が、聖域なき削減として尊ばれ、まずは正規職を非正規職入れ替えさせ、検査など行う非生産活動の人員を大幅に削減したことにすべての問題が起因している。今やこうした不正や忖度が日本全体を包み込んでいる。

 
[ 2019年4月28日 ]

 

 

 

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