日本信号19年3月期 増収大増益 アジア展開加速
日本信号は19年3月期について次のとおり説明している。
「鉄道信号」では、国内市場において、JR・私鉄各社向けの自動列車制御装置(ATC)や列車集中制御装置(CTC)など、各種信号保安装置の受注・売上があった。
また、将来の労働人口の減少を見据え、列車の走行と停止、駅と列車のドア制御連携などをトータルで管理し、ワンマン運転を可能にする自動列車運転装置(ATO)の拡販に努めた。
海外市場は、アジアの新興国を中心に無線式信号保安システム“SPARCS”を戦略商品として営業活動に取り組んだ。
急激な経済成長が続くバングラデシュのダッカ都市高速鉄道(MRT)6号線や韓国の光州都市鉄道2号線のほか、老朽化が進み、輸送サービス機能向上が喫緊の課題となっているミャンマーのヤンゴン環状線及びヤンゴン・マンダレー線の信号システム改修事業を受注した。
道路交通安全システムを中心とする「スマートロード」では、警察本部向け交通管制システムの更新や道路に設置し駐車料金を徴収する新型パーキングメーターの拡販を進めた。
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また、災害などで電力供給が断たれた場合でも交通信号灯器をバックアップし点灯する自動起動式発動発電機の受注・売上があり、さらには来るべき自動運転社会の到来に向けて、信号情報を自動運転車両に提供する等様々な実証実験に参加したとしている。
結果としては、受注高は576億95百万円(前期比5.4%増)となっている。
以上、
海外へ進出するのがとろく、政府の御用列車受注に便乗したものしかしなかったようだ。一度取り組んだら、引き続き、受注できることから、積極的に海外展開すべきではないだろうか。JR含め親方日の丸の営業では宝の持ち腐れで先もない。
日本信号
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連結/百万円
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売上高
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営業利益
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←率
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経常利益
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当期利益
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18/3期
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83,770
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2,061
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2.5%
|
2,955
|
2,051
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19/3期
|
99,857
|
7,000
|
7.0%
|
7,900
|
5,306
|
19/18比
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19.2%
|
239.6%
|
|
167.3%
|
158.7%
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20/3期予想
|
105,000
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7,500
|
7.1%
|
8,500
|
5,700
|
20予/19期比
|
5.2%
|
7.1%
|
|
7.6%
|
7.4%
|
17/3期
|
82,134
|
4,269
|
5.2%
|
5,228
|
3,500
|
16/3期
|
90,593
|
7,162
|
7.9%
|
7,969
|
4,994
|
部門別/ICTは駅無人化システムやホームドア
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事業
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売上高
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前期比
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営業利益
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前期比
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交通インフラ
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52,176
|
19.2%
|
6,369
|
435.0%
|
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ICTシステム
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47,680
|
19.2%
|
3,900
|
0.2%
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[ 2019年5月 8日 ]