アイコン ボーイングの工場 杜撰な生産体制指摘

 

 

20日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、米航空機大手ボーイングのサウスカロライナ工場について、元従業員らが杜撰な生産体制などを指摘していると伝えた。

一方、ボーイング側はタイムズ紙が報じた内容について不正確だと反論している。

サウスカロライナ州チャールストンの工場は、ボーイング787型機(ドリームライナー)を製造している。
同紙は、数百通に及ぶ内部メールや社内文書、連邦当局の記録を調べ、現役や過去の従業員ら十数人から話を聞いた結果、「品質よりスピードを重視しがちな風潮」が明らかになったと報じている。

ただし、一方で、工場内の問題が大きな事故を招いたことを示す証拠はないと伝えた。
品質管理責任者を務めた元従業員は、同紙とのインタビューで、飛行制御システムに指令を出す配線の上から、とがった金属片の束がぶら下がっているのを何度か発見したと話した。
金属片が配線に刺されば「破滅的な」結果を招く恐れがあったという。

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品質面の重大な問題に気付いても、指摘すれば、不利な待遇や嫌がらせを受けるとの訴えもあった。
すでに解雇されたという元技師は、出荷前の機内点検で密封材のチューブやねじなどが見つかったと述べた。
これに対して工場の責任者は20日、CNNとのインタビューで、ニューヨーク・タイムズが報じた内容は不正確だと主張した。同紙を工場に招いたが拒否されたと話した。
ボーイングをめぐっては最近、737MAX型機の墜落事故が相次いだことから、生産体制や安全基準の問題に注目が集まっている。

また、米空軍は今月初め、ボーイングから購入した空中給油機内に工具などが放置されていたとして、受け取りを中止。納入済みの機体の一部もゴミなどが機内に散乱していたことから点検のため、同社工場に戻す方針を示している。
以上、CNN参照

すべては、ボーイング社と 米FAA、議員などに対する巨額ロビー費がモノを言うアメリカ合衆国、日本とは異なり天下りも問題なく行われている。
MCASの誤作動が、飛行試験段階でまったく生じなかったのか不思議でならない。米FAAとは仲良しコンビ、飛行試験時間がよほど短かったのだろうか。

 
[ 2019年4月22日 ]

 

 

 

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