アイコン 中国大使失敗作の盧英敏を重用してのサムスンと文在寅政権の密着癒着プレー

 

 

文在寅大統領が自らの広報機関であるハンギョレ新聞から批判されたらおしまいだろう。
文氏はサムスン電子がよほどお気に入りのようで、昨年7月のインド訪問では、謹慎中の李在鎔副会長を同社のインド・ノイダ工場開所式に引っ張り出し、祝辞のセレモニーを行い、インド向けに宣伝した。

文 大統領は4月30日、サムスン電子華城事業場で開催された「非メモリー半導体ビジョン宣言式」に参列し、「サムスン電子の遠大な目標設定に拍手を送り、政 府も積極的に助ける」と述べた。李副会長が非メモリー半導体分野に対し2030年までに133兆ウォン(約13兆円)を投資するという「半導体ビジョン 2030」を発表したことに応えたものであるが、こうした支援の具対策に、10年間で2兆円強の減税特恵を与えるというもの。

<サムスン電子グループ疑惑>
サムスン電子は、朴前政権に対する賄賂問題と関連したグループ会社のサムスンエビオスの巨額粉飾決算問題を抱え、検察が4月30日、サムスンバイオエピスの役員ら2人を証拠隠滅を図った容疑で緊急逮捕した。
当粉飾問題は、李一族がサムスン電子支配を強固にするために行ったサムスン物産と第一毛織の合併比率に直結するだけに大問題であるが、大統領様がサムスン詣でを繰り返し、検察も裁判所も任命してくれた大統領様に忖度せざるを得ない状況を作り出している。

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<ブレーンの左派学者たちが猛批判>
こうしたことを受け、文政権を誕生させた左派学者たちのブレーンたちは、文政権誕生に向け要請した『知識人宣言』を100%無視したものと怒り、「文在寅政権が財閥改革を事実上放棄した」とロウソク民心に対する公約違反も指摘している。

<政治汚職で被告の身の李副会長>
また、昨年2月、朴政権に対する横領・わいろ供与容疑の2審で執行猶予により釈放されたイ副会長、今6月にも大法院判決が予定されている時期に、大統領が直接イ副会長とサムスン電子を“支持”を表明し、減税特恵まで与えることが適切かどうか、大いに疑問視されている。

当然、大法院は文在寅氏に忖度した判決を出すことになる。
現在の大法院長官自身が大法院の判事経験もない地方の春川地方裁判所長で、革新系判事が集まる「我が法研究会」会長の金命洙氏で、文在寅氏から長官に100段飛びで抜擢された人物でもある。

<盧英敏大統領府秘書室長とは・・・>
サムスン電子との“蜜月”に主要な役割を果たしているとされるのは、今年1月から中国大使から大統領府秘書室長に抜擢された盧英敏氏(元議員で文氏の側近中の側近/盧武鉉政権時代、大統領経済補佐官など歴任)。
当然、中国大使時代の2017年12月、現地の大使として、文大統領の国賓訪問の一人飯事件などの失態の責任を負う人物であり、訪問当日も南京記念日で習国家主席が南京の式典出席で留守にすることすら直前まで知らなかった人物、その当人も韓国大統領府の命令で南京の式典に急遽出席させられ、文大統領を中国で迎えることすらできなかった。
この盧英敏氏こそが、文大統領の財閥癒着を演出している人物だという。裏で何ぼ動いているのか気になるところだ。

追、韓国では国民年金など国の機関が大株主の会社が多くあり、その議決権を政権者が思いのままに行使させている。本来、中立であるべきだろうが、韓国では、政権者が嫌いだったり、問題あり企業だったり、忖度しない企業だったりした場合、政府が介入して議決権行使させている。民間企業との政経癒着や嫌われたら経営陣が更迭されるということが平然と行われている。これまた異常な世界である。

追、文政権は、3文(在寅・正仁・喜相のトリオ)と一人で3金の金錬鉄を統一部長官に大統領権限で据え、何か企んでいる。多分、難しい開城工業団地と金剛山観光の再開を分離させ、再開の可能性が開城より高い金剛山観光を再開させる動きのようだ。再開するためには、改修工事に重機などの持込が必要だとされ、国連制裁委や米政権が承認する見込みは少ないのだが・・・。

 
[ 2019年5月 4日 ]

 

 

 

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