アイコン 福岡大学医学部不正入学 不合格者に10万円支給と変な決着に文科省カンカン

 

 

柴山文部科学大臣は、福岡大学医学部の不適切な入試で、大学側が追加合格者を出さずに、受験生に慰謝料などとして一律10万円の支払いを決めたことについて、決定の理由などを聞き取って必要な対応を検討する考えを示した。

福岡大学では、過去の医学部の入試で現役生が合格しやすいよう優遇していたことについて、3月末、調査委員会の報告を受け、追加合格者を出さない一方、過去2年間に不合格となった受験生約800人に対し、慰謝料などとして一律10万円を支払うことを決めた。

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柴山文部科学大臣は記者会見で「受験生の立場に立って迅速かつ丁寧に対応するよう求めてきたが、入試が終わりつつある3月末に対応方針を発表したのは大変遺憾だ」と述べた。

そして「10万円を給付することの結び付きなど、その判断の理由や考え方を詳しく聞いて、必要な対応を検討したい」と述べ、決定の理由などを聞き取って必要な対応を検討する考えを示した。
以上、

東京医科大の官僚癒着の不正入学事件により、全国81の大学医学部で不正がなかったか調査、その結果、昨年12月8日、岩手医科大、金沢医科大、福岡大の3私立大学が不正を認めていた。
福岡大では、高校の調査書の評価を点数化する際、現役生を有利にしていた。一般入試の評価では、1浪は現役生の半分で、2浪以上は0点だった。2浪以上は受験できない推薦入試でも、同様に差をつけていたという。
「高校時代の学力・成績も評価したかったが、卒業から年数が経つと基礎学力評価の有効性が下がる」として、2010年度入試から始めたという。
11月下旬に文科省から不適切との指摘を受けて再検討し、高校側の保存期間を過ぎて調査書を提出できない浪人生もいることなどから「不適切」と結論づけた。

 
[ 2019年4月 2日 ]

 

 

 

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